伝達の実験に関する記録
【実験1】文章で絵画を伝えるー1
回答No.17
回答者:勝吉 玉光
職 業:キュレーター
居住地:東京
回答者コメント:
読みはじめのころは抽象画のようなものを想像していたが、数字が出てきた瞬間に写真・コラージュ・現実世界のイメージへととんで行った。特に0120という何とも言えない数字がそうさせたと思う。
何か→文章→作品という順番に変換していく実験とは限らないのに、元々の映像があるとは明言されていないのにも関わらず「何か」ありきで考えてしまう自分のつまらなさを感じた。そして無意識に枠の中におさめていこうとする自分もかなしかった。
制作していく中で、短い文章の方が各人の作品の差異が顕著にでるのではないかと思った。説明のある地点まで各々バラバラであるが、一定を過ぎるとイメージが似通ったものになっていくのではないか…。あくまで予想ではあるが、他の方の作品を見られるのが楽しみである。
みなさんは、行間に生まれる想像の余白をどのように埋めていったのか、とても気になる。